代表ご挨拶・事務所ポリシーby admin
代表ご挨拶
“目指すのは・・・困っている人を、どっしりとした強さで守る優しいドラゴン(龍)!”
弁護士登録 9年目の平成27年1月1日、勤務していたひびき綜合法律事務所から巣立ち、独立・開業しました。
新事務所設立にあたり、以下の5つの目標を掲げます。
①経済的な成功や事務所の規模に拘らず、顧客満足度日本一の事務所を目指す。
②「社会的正義」や「人情」を大切にする。
③事務所で働く職員が働きやすい環境を作る。
④最新の法改正、判例等の勉強を怠らない。職人として、常に技術の向上に務める。
⑤大学での非常勤講師の職を続け、後進の育成に励む。後進に「吉原のようになりたい」と思ってもらえるような弁護士を目指す。
事務所のシンボルでもある「優しいドラゴン(龍)」は、私吉原隆平の弁護士としての理想の姿です。
困っている人を、どっしりとした強さで守る優しいドラゴン(龍)。
そんな弁護士でありたいと常に思っています。
事務所ポリシー
“依頼者のために捨て身でやる・・・それこそがプロフェッショナル弁護士”
よく、弁護士は何で悪い人を弁護するのか?って聞かれますけど、目の前の人が「やっていない」と言うのであれば、無罪を信じて闘うのは当然のことです。えっ犯罪者の言うことを簡単に信じるなって。でも、犯罪者かどうかなんて簡単には分からないし、弁護士になりたてのころ、事務所の所長からこんな話を聞きました。
所長は、若かりし頃、どうにも不合理な弁解をする被告人の刑事事件を担当していました。
スリで現行犯逮捕されたのに、「手が痙攣して触っただけだ」みたいな弁解です。でも、依頼者の言うことを信じてやるのが弁護士なので、所長は、裁判で、被告人に真面目に質問しました。
「手が痙攣するようになったのはいつ頃からなのですか」とかって。
そうしたら、対面に座っている検察官が、「ふんっ」って鼻で笑ったそうです。その瞬間、所長は激高し、「貴様、人が真面目に質問しているのに、なぜ笑うんだ」と怒鳴ったそうです。検察官も、負けずに言い返したりして、法廷は一時騒然。裁判官から、当事者間で勝手に発言するな、と注意されたりして。
で、その後、所長が、被告人に面会したら、被告人が「先生に恥かかせて悪かった。俺、本当はやったんだ」って。
「人は、信じてその人のために一生懸命やらないと、本当のことなんて言わないさ」というのが所長の教えでした。
そんな話の後、連続不審火事件で、3件の放火事件で起訴された事案を担当することになりました。
3件で起訴されていると聞けば、多くの弁護士は、「それは難しい事件だろう」と思うかもしれませんが、所長の話もあったので、とにかく被告人を信じて全力を尽くすことだけを考えました。
結果は、3件すべて無罪。弁護士をやってきて、本当に嬉しかった瞬間ですね。
日本の有罪率は99%以上と言われてますので、3件すべて無罪って、めったにないと思います。