相談前の状況
相談者は、都内在住で、会社勤めをされており、管理職の方でした。
実家の実兄が他界しました。両親はすでに他界しており、兄も結婚をしていなかったため、依頼者が相続人となりました。
兄弟の後見人によれば、亡くなった実兄には、異父兄弟がいるということが判明しました。相談者様、本人は全く把握されていなかったのですが、幼いころにご両親が離婚され、その後ご両親がそれぞれ再婚されたために、ご依頼者の知らないところで兄弟が増えていたという状況でした。
実際に、相続人として手続きを進めて行こうと考えたのですが、その異父兄弟の連絡先等は分からず、不動産や預金が遺産として残されていましたが、話し合いをすることができない状況でした。
素人ではどうすることもできないので、今後の対応について吉原隆平綜合法律事務所に相談に来ました。
解決への流れ
弁護士は受任後、相続人調査により相続人を確定させることとしました。
戸籍を遡って取得していくと、ご依頼者には異父兄弟が一人存在し、今も存命していることと現在の住所を把握することができました。
その次に弁護士は、異父兄弟宛にご依頼者の代理人として受任通知を送り、相続が発生している状況をお伝えしたところ、遺産分割の方法について協議が整ったため、遺産分割協議書を作成しました。
普段は会社勤めの相談者様も弁護士に全面的に任せることができ、先方とも円滑に話が進みました。
結果、弁護士が作成した遺産分割協議書に基づき、不動産登記や預金の解約を行い、相続手続きをスムーズに終えることができました。
吉原 隆平 弁護士からのコメント
本件は、幼いころにご両親が離婚され、それぞれ再婚されたために、相談者様が
把握していない異父兄弟が存在するケースでした。会ったこともないが相続人となる兄弟が存在する場合、注意する必要があります。
面識の無い親族や、関係性の薄い他の相続人と相続財産について話す場合、
早期かつ円満な解決を志すのであれば、専門家にお願いするのが最短かと思います。
遺産相続問題について、不安がある方もそうない方も、早めに一度弁護士に相談することが大切です。
ぜひ、気軽にお問い合わせお待ちしております。