相談前の状況
相談者は会社を経営されている方でした。
ご自身は雇われ社長でしたが、高齢になったため、会社経営を創業一族のご子息に
引き継ぎたいというご相談でした。
もっとも、先代社長が会社の株の相続対応を十分していなかったため、自社株が広い範囲で分散し、どこに会社の株が何株あるのかわからない状況になっていました。
そこで、相談者は早期解決を望んで、吉原隆平綜合法律事務所に相談をすることとなりました。

解決への流れ
受任後、弁護士は迅速に相続人調査をしました。
先代からの相続手続がしっかり行われていなかったため、株式は広い範囲に分散していました。
事業承継を行うためには分散した会社の株式をまとめる必要があります。
実際にすべての相続人に遺産分割協議に応じてもらうために全国出張をしました。
各地で、弁護士はすべての相続人に対して、依頼者の思いと会社の将来のために事業承継が必要な活動であると説得をしました。
弁護士サポートの結果、最終的にはすべての人から株をまとめ上げることができ、無事に依頼者が望んでいた事業承継が完了いたしました。

吉原 隆平 弁護士からのコメント
相続人調査を一人で行うには膨大な時間がかかります。
また、難解な戸籍もあり、一般の方が調査を行うことには限界があるとも感じています。
餅は餅屋と言います。効率かつ最短で事件の解決をするために、今回のケース同様に弁護士に相談することをおすすめします。