相談前の状況
とても切迫した状況でご相談を受けた方は、放火事件で起訴された男性です。
近隣地域で不審な連続不審火事件があり、彼はその犯人だと思われ、警察が自宅に事情聴取に来て、「放火の容疑で逮捕します」とのことでした。また、刑事裁判へと発展してしまい、本人は、全くの無実であり、なぜ、自分が犯人だと疑われているかわからず、早急に弁護士に相談に行きました。しかし、複数の弁護士に相談をしたものの、相談したすべての弁護士は3件もの事件で起訴されているという事実を伝えると、「それは難しい事件だろう」と他の弁護士に相談した方がいいと依頼することができませんでした。
そのような中で、手を差し伸べてくださったのが吉原先生でした。
解決への流れ
弁護士は相談後、依頼者を信じて、依頼を受けることにしました。
事前に担当掲示から受け取っていた現場証拠と供述を確認しましたが、書かれている内容だけを見る限り、依頼者が犯人だと思われる状況でした。しかし、とにかく被告人を信じて全力を尽くすことだけを考え、改めて資料を熟読し、現場にも実際に赴きました。
徹底的に現地調査を何度もし他結果、検察側の立証に様々な矛盾・空白がある点を見つけることができました。実際に、彼らが示した証拠の矛盾点を指摘した結果、依頼者が容疑をかけられた事件3件ともにすべて無罪とすることができました。
吉原 隆平 弁護士からのコメント
本件は弁護士冥利に尽きる案件でした。放火にかからわず、被告人が刑事事件における、日本の有罪率は99%以上と言われておりますが、今回のように無罪となるケースもあります。
大切なのは「あきらめない」ことです。あきらめない意志を持った方々に対して、我々弁護士は、最後まで戦います。
刑事事件はスピードが命です。できる限り早く、そして経験をお持ちの弁護士へご相談ください。