解決事例
Case Study
吉原隆平綜合法律事務所が行った様々な解決事例をご紹介
解決事例 個人刑事弁護・少年事件
【オレオレ詐欺の受け子】【加害者】【10代の少年】示談を成立させ、執行猶予付き判決をとった事案

相談前の状況
依頼者は親御様で「息子がオレオレ詐欺の受け子として逮捕・勾留されてしまった。」とのことでした。
理由は、魔が差してしまい、「高額バイト」につられて、犯罪だと知っていて受けてしまったとのこと。
息子様には前科・前歴はありませんでしたが、被害者の被害金額が200万円であり、本事案では執行猶予付きの判決をもらえるかどうかがかなり微妙だったため、藁をもすがる思いで吉原隆平綜合法律事務所に相談に来られました。

解決への流れ
受任後、まず被害者の方に誠意を見せるため、被害の弁償金を集めるようお願いしました。
家族などの協力もあり、被害金額のうちの半額以上を集めることができました。
その弁償金をもって、弁護士が被害者に粘り強く交渉を続けた結果、示談をして頂けることになり、その結果、執行猶予付きの判決を得ることができました。

吉原 隆平 弁護士からのコメント
昨今、オレオレ詐欺のような特殊詐欺・組織犯罪については、かなり重罰化の傾向にあり、以前は執行猶予であろうと見込まれたような事案でも、初犯で実刑になるケースが相当増えています。
そのため、執行猶予を獲得するためには、単に示談を成立させるだけでなく、社会復帰後にどのように更生していくのかを説明できなければいけません。
そのため、弁護士が持つ経験を生かし、想定しうる質問「適切な監督者がいるのか」といった点等、その他の情状関係についても、裁判官にいかに説得できるかが必要となります。
早期に説得材料を揃えるべく、専門家である弁護士へのご相談は早めが望ましいと考えます。