解決事例
Case Study
吉原隆平綜合法律事務所が行った様々な解決事例をご紹介
解決事例 個人刑事弁護・少年事件
【前歴あり】【少年事件】【試験観察】複数前歴のある少年が少年院送致を免れた事例

相談前の状況

依頼者はお母様でした。
もともと、問題行動が多い少年で、コンビニ等での万引きや、性的な問題行動をすることが多く、事件の3ヶ月前も『万引き』で逮捕されていましたが、その時は示談をし、観護措置決定等にはなっていませんでした。
お母様から、「残念だが彼がまた万引きをし、しかも、逃げるときに警備員にケガまで負わせてしまった。」との連絡が吉原隆平綜合法律事務所へありました。

解決への流れ
受任後、弁護士は店舗と警備員の方に謝罪をし、示談交渉を行い、示談となりました。
示談は成立しても、犯罪歴が複数あるので、少年審判の結果は予断を許さないものでしたが、お母さんが彼を全力でサポートすること等を必死にアピールし、試験観察処分となりました。
試験観察期間中、何度も彼と会い、彼の様子を確認し、時に励まし、相談に乗り、試験観察期間中、特に問題はなかったので、無事、不処分となりました。

吉原 隆平 弁護士からのコメント
生まれつきの犯罪者など存在せず、少年が非行に走ってしまうのは、少年を取り巻く環境に問題があるケースがほとんどです。
少年、少年の親、祖父母、学校の先生等から細かく事情を聴き、環境のどこに問題があったのか、どうしたら改善できるのか、一緒に考えるのが付添人としての弁護士の仕事です。
これらの作業は家庭裁判所の調査官も行いますが、経験を生かし、調査官とは別の視点で、環境の改善に向け、助言・サポートするよう心がけています。
少年院送致を免れるためにも、早期に経験豊富な弁護士に相談されることをお勧めします。